2017年11月13日月曜日

ほうれんそうは無意味

言葉の意味は常に移り変わっていきます。
意味が変化するパターンは2つ
・言葉の意味がわかりにくく、勘違いして使う。
・力のある人が都合の良い解釈を行って意味を変化させていく。
ほうれんそうは、両方がまざってる気がします。

・流行りだした当初の本来の意味
社員間のコミュニケーションを重要視し、風通しの良い環境づくりの方法論。

・知れ渡った現在の意味
上司への自発的な報告・連絡・相談を徹底させ、全ての情報が上司へ自動的にあつまるようにする。
※手段が目的になっている。

意味が完全にかわってしまったため、ほうれんそう否定派が続出してしまったというのが現実です。
大手でもインタビューでほうれんそうを廃止したと言うほどです。※社内ルールで不要と明記。


私が実践するほうれんそうは少し違います。
内容は「ログを残す」です。
上司へ知らせるのが目的ではありません。いつでも情報へ参照できるようにするのが目的です。
ログは全て開発用チケットシステム(JIRA)の各チケットのコメント欄に記述していきます。
何かあった時に、過程が細かく書かれているログがあると非常に助かります。
なぜこういう仕様になったのかとか、やりとりの内容とか、後で重要になりやすいです。
また、ログに不審点があれば、他の人から突っ込みがきます。
ほうれんそうが自動的に達成できる仕組みというわけです。

私の意見としては、部下から上司へのほうれんそうよりも、上司から部下へのほうれんそうのが重要だとつくづく感じます。
部下とのコミュニケーションが取れていない上司は大問題です。会社のガン細胞とも言えます。

いろんな所で言われるホウレンソウまとめ

■報告
結果を報告が原則。
順調な場合の途中報告はいちいちしないことが重要。
海外ドラマでも、途中経過をいちいち報告するなと怒られるシーンがよくありますね。
歓迎する上司は、よほどの暇人なのでしょう。

■連絡
情報の社内共有です。
インフォメーションと言った方がわかりやすいですね。
これは発信者任せにするのではなく、受信者が自発的に受信するようにしないと機能しません。
部下からの連絡を待つだけの上司は駄目ってことです。

■相談
悩み、迷いを一人で抱え込ませないようにしようってことです。
部下からの相談を待つだけの上司は無能です。


全てに共通して、事実と想像(予測・推測・憶測)は明確に分けることが重要です。
ごっちゃにして想像を事実かのごとく書く人が居ます。
こういう人の想像は、10割がた間違ってるので、本当に困ります。
想像は読み手に伝染し、間違った処理をすることが多々あります。
また、どうでもいい想像の部分の検証ができずに時間がとられたりします。
想像は原則書かない。書く場合は誰が見ても想像だということを明記する。これ重要。